Prologue
アオキ これまで僕たち idontknow.tokyo は、たくさんの「考えるための道具」を世に出してきました。

ツノダ 文具、バッグ、ボードゲーム、まあ色々と出してきたよね。
アオキ こんなにいろいろな物を作ってきた idontknow.tokyo ですが、僕はプロジェクト開始から九年くらい経過した今、なんか物足りなさを感じたんです。
ハルタ 物足りなさ、ですか。
Vol. 01
1.簡単にいうと暴れたい
アオキ 当時の idontknow.tokyo は、物が溢れる現代社会へのカウンター、反骨精神として立ち上げたプロジェクトでした。装飾要素を一切排除して、色さえもブラックとホワイトに絞り込んだ。
ハルタ 徹底的に省けるだけ省きましたね。
ツノダ でもあれから9年。猫も杓子もミニマルになって、とにかく「シンプルこそ正義!ストーリーで売ります!」みたいなのも増えてきたよね。
アオキ そうなんですよ。ここまで増えると、何ていうんですかね「とりあえずシンプルにしとけ」って感じで、省くこと自体が安牌(あんぱい)になっていく。
アオキ シンプルさとストーリー性。どこもかしこもそんなのばかり。みんなで正解を探していくような感覚。
なんかこう「そんなの全然面白くないんじゃい!!」って気持ちが湧いてきたわけです。
ツノダ なんか違う手を打たないと!
簡単にいうと、暴れたいよねって。
アオキ そう、暴れたい!
ツノダ コロナも経て数年経過して、ますますチャレンジ精神が薄くなってんじゃないの!?って。ここらでおもっくそ暴れたいねって。
ツノダ じゃあまた今から、考えるための新しいツールを考えますか?っていうと。
アオキ なんかそれも、まだ、違う気がしたんですよ。既存の再現や延長線上をやっていいのか?
それで、僕らはさんざん話し合いました。今の時代に、idontknow.tokyo は、世の中に何を打ち出していくべきなんだろうか!?って。
ハルタ AIが盛り上がっている今だからこそ、人間3人で考えた。
Vol. 02
2.信じて身を委ねる
アオキ 冒頭にも話したように、僕らは「"考える"が楽しくなる」を目指してさまざまな道具を作ってきました。
じゃあそもそも、僕らの言う"考える"って、何なのか。これをあらためてわかりやすく言語化したい。
ツノダ そうね。HINGEやSLITやUPRIGHTなどなど、いろんなアイテムが多くの人に買ってもらえているありがたい状況だからこそ、あらためて、おおもとの考え方をしっかり伝えたくなったと。
たとえば学生時代のテスト勉強に代表されるような「暗記する」ってのは僕ら的には"考える"には含まれない。それに、腕を組んで難しい顔をしてウンウン唸ってるっていうのも、"考える"には含まれない。
ハルタ 僕たちが言う"考える"っていうのは、悩むと言うよりは「ひらめくためのプロセス」みたいな感じなんですよね。
アオキ そうそう。じゃあ、ひらめくためにやっていることって何だろう?って言うと、もちろん調べ物をしたり設計したり、そういうことを作業としてやっているんだけど、ひらめくっていうのは、もっとこう違う時だろう、と。
ツノダ たとえば、風呂に入ってる時。散歩してる時、ご飯作ってる時、ギター弾いてる時。実は考えること自体を忘れてるような、フっと力が抜けた時にこそ、僕らの言う「考える」が発動しているってことに気づいた。
アオキ そうなんですよ!ひらめきってのは、頭を抱えていれば訪れるものじゃないんです。考えるのをやめて、ただただ日常を過ごしてみる。そんな瞬間にこそ、ひらめきは訪れるんです!
ツノダ ただ日常を過ごしている時にバックグラウンドで勝手に動いている脳みその領域ってのがあって。完全にその存在を信じて、身を委ねること。それこそが、ひらめくための最短距離なのである!と。
ハルタ 散々調べた。頭も使った。その上で、いったん離れて「知らない」とする。いわゆる「アイドントノウする」と僕らが言っている状態ですね。
アオキ バックグラウンドで動くはずの脳を信じ切る。思い悩むのをやめて、日常をすごす。そうしている間にも、僕たちの脳は動いてくれている!
そんな自分の身体を、信じること、身を委ねること。これこそが「考える」ということであり、ひらめきを日常にする秘訣であったのだ!
ツノダ とはいえ、忙しい毎日の中で、それこそ締切もある中で、そこに気づくのはとても難しいこと。どうしたら、それを思い出し、信じて委ねることができるんだろう。
アオキ なにかあるはずだ。なにかできるはずだ。
ハルタ せっかくだから、道具で解決したいですよね。
ツノダ そんなわけで、ついに、idontknow.tokyo プロダジェクトにとって、一つの到達点とも言える道具が完成しました。
Vol. 03
3.ひらめく偶像
ツノダ ひらめく偶像。
アイ・ドント・ノウくん!
いわゆる、ぬいぐるみです。素晴らしいね。
ツノダ ぬいぐるみだから、何かに使うのではなく、ちょこんと置いておくしかない。だからこそ、置いてあるだけで影響する、そう言う意味では道具とも言える。そんな存在です。


アオキ ちょっと解説が必要になると思うんで、ツノダさんお願いします。
ツノダ はい。仏像ってあるじゃないですか。あと、坐禅ってのもありますよね。なぜ坐禅をするかと言うと、仏様がその姿勢で悟りを開いたからなんです。
その仏様と自分を重ね合わせることで、その姿勢によって、悟りに至るという。
仏様って言ってもいろんな姿があるけど、まあ「平和なお顔をしてらっしゃる」とか、その姿にね、自分を重ね合わせるわけです。
ハルタ なるほど。姿勢を、重ね合わせる。
ツノダ で、僕たちにとっては「アイドントノウした」状態というのが、最もひらめきに近い状態なわけですよね。
「アイドントノウした」まさにその瞬間を形にしたのが、こちらのノウくんなのです。
ツノダ 風呂に入ったり、犬の散歩していたり。そういう、一見関係そうな日常の行動の中でも脳は動いているということをこの姿に凝縮しました。
ツノダ とくにこの表情にも着目してほしい。
アイドントノウしている顔、というのは、このような形なのです。
アオキ 「僕たちは本当はまだ何も知らない」という顔。
ツノダ ネットで調べたりAIに聞けばなんでも答えが出てくる時代。その環境において「知らない」というのは実はすごいことなんですよ。
「え、そういえば、そもそも何でだろう?」っていう視点。そこに至るためには、思い悩む必要なんてない。ただ、ノウくんの姿に自分を重ね合わせればよいのです。
ツノダ これをね、家にちょこんと置いてみてご覧なさい。ミラーニューロンっていうじゃないですか。そばに置いているだけで、知らずに重ね合わせてしまうという。そういうものなんですよ。
アオキ 僕は持ち歩いて、打ち合わせの時にノウくんをテーブルに置いたりしてますからね。もう、これ出した時点で普通の会議ではなくなる。
アオキ いいですかと、こういうことなんですよ、と。「心理的安全性を保とう」とか「否定しないで聞きましょう」とかそんな言葉をいくら言ってもダメなんです。ただただ、ノウくんをそこに置けば良い。
ハルタ
アオキさん本当にクライアントとの打ち合わせでノウくん置いてますからね。
Vol. 04
4.そばに置いて
アオキ 今ってAIをどう使うとか大事だし、僕もClaude codeとかかなり使ってるんです。考えるということが揺らぐ時代。
だからこそこれから、ますます重要になるんですよね。ノウくんの存在が。
ツノダ 画面の中のAIとの対話から離れて、ノウくんの姿を見て、ハっと気づくことがあまりにも多い。
ハルタ とくに今回、フワフワしててポッコリしてる、ぬいぐるみっていうことの威力がすごいですよね。存在としての力がすごくある。
アオキ 実はこのぬいぐるみは、ぬいぐるみデザイナーのせこなおさんに依頼して、イラストを立体化してもらったんです。
ツノダ うしろのポコっとしたお尻とかね。こちらから指示してないから。せこなおさんによる立体化への解釈がすごい。
アオキ 手足もポテっとしてて、縫製も綺麗ですし、発色もすごく良い。こればっかりは、ぜひ実物を手に取って、よくよく見てほしいものです。
ハルタ 本当に、プロの仕事ですよね。すごいクオリティのぬいぐるみです。
アオキ お部屋にノウくんがいる。そこからきっと、日常が変わり始めます。
ツノダ ちなみにノウくんは、ぬいぐるみだけじゃなくって、ステッカー、アクリルキーホルダー、Tシャツなんかもありますね。
アオキ これらを身につけて入れば、いつでもどこでも、アイドントノウの境地にいたれるはず。
ひらめきを日常にするidontknow.tokyo
そして
ひらめく偶像 ノウくん。
そばに置いて、信じて待てば、きっと素敵なアイデアがやってきます!
お子さんへの贈り物にも、おすすめです!
一家に1つ、アイ・ドント・ノウくん!!
IT批評家、尾原和啓さんにも、見て語ってもらえました!